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海外写真集・旅行記OVERSEAS TRIP





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Dubai (The United Arab Emirates)

 ドバイ(アラブ首長国連邦)
 ドバイはアラブ首長国連邦(7首長国)を構成する首長国のひとつ。オイルマネーを経済活動に回し,また,中継貿易のハブとして著しい成長を遂げたところ。砂漠であった場所が,いまや,中東のメトロポリスとなり,世界一を誇る建造物等が立ち並ぶ大都市となっている。ドバイはサウジアラビアの東,ペルシャ湾岸に位置し,一年中大陸側(砂漠)からのモンスーンを受るため,海に面し湿度が高いわりに,めったに雨が降らない。夏の気温は50度にも達する。
 人口比に占める外国人の割合は,ドバイでは90%にも及んでおり,通常の旅行程度であれば,入国時にパスポートに入国スタンプをもらって,出国時にスタンプをもらうまで,現地の方を見かけることはあっても,顔を合わせることはまずないという不思議な構図。タクシー運転手,ホテルのスタッフ,ガイド,レストラン,スーパーの店員はすべて外国人の出稼ぎ。日本人の出稼ぎ人も,航空会社関係で多い。外国人が多いと治安が心配になるが,失業すると,即刻国外に追放されるので,治安は抜群に良い。
 さて,ドバイの印象はと聞かれると・・・。1)お金で買えるものは何でもあります。2)暑いのですべて屋内で冷房をきかせた場所で行います。3)化石燃料は使用するもので,節約するものではありません。一番のビックリは,ドバイにスキー場があるんです。皆さんもぜひドバイをご体験ください。


(2012年8月記)

ドバイの風景 (Scenic of Dubai)

ジュメイラ・モスク
ドバイで唯一,異教徒が入場を許されるモスク。このページのトップを飾る写真はやはり,イスラム教っぽくないとダメと思い,この写真にしました。中も外も大変美しく,立派なたたずまいでモスクです。
ドバイクリーク
ドバイでもっとも重要な場所,ここを起点に現在のドバイに発展した。市庁等の公的機関はこの地区に多く,一昔前のドバイを色濃く残す場所。クリークは川のように見えるが,半人造の入り江。対岸とはアブラという渡し船で行き来する。
 
ドバイ市街地の様子
現在のドバイのダウンタウン周辺は,少し前までは砂漠であったところ。ここに水を引き緑化し,街をつくっていった。今では,写真のような高層ビルが立ち並び,現在もどんどん新しいビルが建設中である。一時は世界のクレーンの3割がドバイにあると言われた。エミレーツタワーズより撮影。
ドバイ市街地の様子II
写真は同じく,エミレーツタワーズから。写真下にメトロ駅がみえる。メトロは2009年に完成したが,地上部を走るのみである。ドバイは,あまりにも急速な発展を遂げていたが,サブプライム問題による影響を受け,ドバイショックというバブル崩壊もあった。しかし,現在は持ち直しつつある。
 
ダウンタウン・ドバイ
ここが少し前まで,砂漠であったとは想像ができないくらい,ドバイのダウンタウンは栄えています。写真奥に,世界一高いブルジュ・ハリーファを臨む。
ダウンタウン・ドバイ(その2)
ドバイ・モール前にて撮影。電気は使い放題であるため,夜になっても,照明に照らされ昼のように明るい。 
 
マリーナ地区のビル群
ビルはマリーナを見下ろすマンションが主である。ドバイ・マリーンは世界最大規模のマリーナを目指し,現在も拡張を進めている。数年後には,世界最大となりニュースとなることであろう。
パーム・ジュメイラ
有名になったヤシのかたちをした人工島。大きすぎて,空撮でもしない限り前景を撮影することができない。これ全部が人工島。この完成により,ドバイの海岸線は2倍になったらしい。
 
ホテルからの夜景
今回宿泊した巨大ホテル(後述のアトランティス)からのナイトビュー。黒い部分は海。プールは底からライトアップされている。
アクアアドベンチャー
アトランティスホテルの付随施設であるアクアアドベンチャー。波が押し寄せる流れるプールあり,水族館内のトンネルを通るすべり台あり。ここは一日いても時間が足りません。

世界一および世界唯一 (World Record and Only One)

バージュ・アル・アラブ
ドバイと言ったらこのかたち。有名なホテル,バージュ・アル・アラブ(Burj Al Arab)。ホテルのランクは,世界最高峰の7つ星(実際のランクは5つ星制度ではあるが)。高さは321メートル,なのにたった27階しかない。なぜなら全室メゾネットタイプのスイート。
アトランティス・ザ・パーム
世界最大の人工島,「パーム・ジュメイラ」の一番奥のど真ん中にある6つ星ホテルのアトランティス・ザ・パーム(Atlantis, The Palm)。巨大水槽があり,スイートルームの一部は,この水槽に面して配置されており,寝室の窓から寝ながら魚が見える演出もある。
 
アル カスル マディナ ジュメイラ
アル カスル マディナ ジュメイラ(Al Qasr at Madinat Jumeirah)ホテル。広い敷地に運河を配し,アラブの宮殿をイメージした5つ星ホテル(1泊4,5万が目安)。世界一の要素はここにはないが,ランクを落としても,まだこのクオリティーということで紹介。
カヤンタワー(旧インフィニティー・タワー)
ドバイマリーナに近い商業地区に新しく完成したビル,カヤンタワー(旧インフィニティー・タワー(Infinity Tower))。2012年に完成。90度ひねったデザインになっている。世界唯一。高さ300m超というから,これで東京タワーと同じ高さ。この高さのビルがその辺中にあるので,高さの実感がない。
 
ブルジュ・ハリーファ(昼)
言わずと知れたドバイの高層ビル。高さ828m,160フロアは2012年現在世界一の高さを誇る。低層階はホテル,次にマンション,上はオフィスとなっているが,稼働率の詳細は不明。この高層ビルも世界一でなくなる日が来るそうである。
ブルジュ・ハリーファ(夜)
夜景もまた迫力がある。相当離れないと,ビル全景が映りきらない。この下で噴水ショーをやっているが,噴水の高さも,このビルに似合う高さまで噴き上げる必要がある。何と噴水が50mまで到達するようで,噴水も世界一の様である。
 
ドバイ・モール
こちらは世界一の敷地面積を誇るショッピングセンター。この中に水族館,映画館,アイススケートリンク等が入る。先にも書いた通り,店員はほぼすべてが外国人。ちょっと散策したが,疲れてほどなく終了。
ドバイ・モールの水族館
こちらが世界最大のアクリル板をもつドバイ・アクエリウム。大きさはともかく,アクリル板は幅33メートル,厚さは75センチ,重さ245トンとのこと。もちろん,日本製。
 
バス停
おそらく世界唯一,もしかしたら,寒い地域にあるかもしれないが,冷房がギンギンに効いたバス停。これがないと,暑くてバスなど待てない,とは言うが,外国人出稼ぎ労働者のために,ここまで福利厚生が充実しているのは驚き。資源は使うものである。
自動販売機
自動販売機が世界唯一でなく,売っているものに注目。「Gold to go」と書いてある。金貨,金の延べ棒が,現金・クレジットカードで手軽に購入できる。金は時価のため,価格は日々変動する。中国人が見たら,販売機ごと持っていくだろうな!


デザート・サファリツアー (Desert Safari)

サファリに出発
パリ-ダカールラリーの出発式さながらの全車両そろい踏み。決してタイムを競うためのツアーでなく,砂漠を体験すること。加えて,砂漠走行のアップダウンのスリルを楽しむツアーです。昼の暑さを避けて,夕方スタート。
砂嵐(Sandstorm)
砂漠に向けて出発した後,大変珍しい光景に遭遇。急に風が強まり,砂嵐です。前が全く見えません。この後,何と雷と雨が・・・。すぐやみましたが,夏のドバイに雨が降ることは考えられないことだ。
 
タイヤの空気圧の調整
砂漠に突入する地点で,タイヤの空気をおもいきり抜きだすドライバー。通常の空気圧から2/3くらいにし,砂漠でのタイヤグリップをよくする。空気圧が高すぎると,砂にめり込んで走行できなくなる。
砂漠をどんどん進む
砂漠の奥地にどんどん進む。毎日あるツアーなので,ワダチがあるのでルートはそこそこわかるらしい。しかし,風が吹いて,目印がなくなることもあり,いざというときのためにGPSも装備している。
 
スリルの砂丘越え
スリル満点の砂丘越え。登りのスリルは,前は空しか見えないこと,また,頂上に到達した際,下り坂があるのか,絶壁なのかを確認しないまま進む点にスリルがあると思う。もし,絶壁なら,転落死。
砂丘の下り
下りは登りにましてスリルがある。ふわっと浮く無重力にも似た一瞬を経て一気に下る。何かに似ていると思ったら,ジェットコースターだ。ただ,ここにはレールがない。ジェットコースターより怖いな。
 
砂漠のサンセット
しばらく進むとサンセットとなる。360度見渡す限りの砂漠。見えるものは砂以外に何もない。こんな地平線に沈む夕日はなんとも幻想的。
砂漠の夕焼け
日没後,夕焼けが今までにまして明るく砂漠を照らす。この時間の流れをゆっくり楽しむべく,ツアーはしばらく止まったままとなります。
 
遊牧民も家路を急ぎます
日没となると,遊牧民(
Bedouin)も家路を急ぎます。昔ながらの遊牧生活をするアラブ人もUAEでは減ってしまいました。
キャンプに到着
今夜の夕食は,オアシスにあるキャンプです。ここには水のみでなく,電気もあります。送電線が一切見当たらないので。太陽光発電と思われます。
 
オアシスの水
キャンプ内の中央に,水がどんどん湧き出している泉がありました。自然とは不思議なものです,この水はどこから来るのでしょうか,いったい,いつ降った雨でしょうか。
オアシスでの夕食
夕食はバーベキュー。鳥,ラム。おいしくいただきました。砂漠のオアシスの夜も更け,そろそろ街に帰る時間となりました。砂漠を出ると,空気圧の再調整も忘れてはなりません。

バス