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海外写真集・旅行記OVERSEAS TRIP





海外写真集アセアン諸国 > ブルネイ

ブルネイ・ダルサラーム国 (Brunei Darussalam)


 機会があって2018年にボルネオ島に初上陸。ボルネオ島は世界で3番目に大きな島(グリーンランド,ニューギニアに継ぐ)。インドネシア,マレーシア,ブルネイの3国でこの島を分ける。

 ボルネオ島にあるブルネイは不思議の国。面積は三重県くらいで人口はたった40万人強。石油と天然ガスが算出され,安定した外貨収入(いわゆるオイルマネー)がありとてもリッチ。所得水準は先進国。国民は医療費,学費等が無料。しかし,街には東南アジアの香りがし,豊かな国の片りんも見せつけていない。また,物価の高さも感じない。
 
 なお,この国では,アルコールとタバコは販売されていない。人口の約10%を占める華僑は,隣国マレーシアに酒を買い付けに頻繁に出国し,また,それらを家の中で静かに楽しむ。
 
(2018年5月記)


バンダルスリブガワンの見どころ(Bandar Seri Begawan

オマール アリ サイフディン モスク(Sultan Omar Ali Saifuddin Mosque)
旧モスクと呼ばれる。市内中心部にあるため,旅行者のアクセスとしては至便である。28代の国王の名前を冠している。1958年の建造。昼に行っても夜に行っても美しい。異教徒が内部を見学するときは配慮が必要。また,内部は撮影禁止。
 
ジャメアスル ハッサナル ボルキア モスク(Jame'Asr Hassanil Bolkiah Mosque)
新モスクと呼ばれる。観光客が泊まるエリアから少々離れているが,車で5分も走れば到着する。アクセスは悪くない。ブルネイで一番多きいモスク。男女別の礼拝スペースがあり,合わせて5,000人の収容が可能である。1994年に完成した。あまりに大きすぎて,近寄ると写真に入りきらない。内部は撮影禁止。
 
 
ロイヤル レガリア博物館(Royal Regalia Museum)
ブルネイの国王にまつわる博物館。中はとても広く,標準見学時間は2時間程度(スキップしても1時間)。時間がある方,また,王室に特別に造詣が深い方向き。館内は冷房が効いているので快適。入場料は無料。というか,ブルネイで有料の場所は,交通機関以外は無かった。ここも内部は入口のホールを除き撮影禁止。
 
 
イスタナ・ヌルル・イマン(Istana Nurul Iman)
国王が居住する宮殿。特別な日を除き内部は立ち入り禁止。なぜ,この観光地でないこの場所を紹介しているかと言うと,この宮殿,この小国にして,敷地面積及び建造物の床面積が世界の宮殿の中で1位というもの。ギネスにも収載されているらしい。1,788部屋あるという情報もある。
 
 
庶民感覚満載の市場
写真はラム肉の串焼き。味付けは甘めであった。ボリュームたっぷり。市場には,この様な東南アジアの多くの国で見られる光景がある。ビールが欲しいが,残念ながら売っていない。
中国料理
ブルネイの人口の約10%は華僑。街にはこういった中国料理もあふれている(マレーシアと同じ)。ただ,豚肉は(あると言うが)めったにお目にかかれない。

カンポン アイール(水上集落)の紹介

Mercu Dirgahayu 60 という名のモニュメント
このモニュメントとカンポン アイール(水上集落)がどう関係するのか知らないが,この黄金のモニュメントに行くと,水上集落が対岸に見える。また,水上タクシーもここでチャーターできる。
水上タクシー
早速水上タクシーの客引きあらわる。水上タクシーは高価なイメージですが,ここでは陸上を走るタクシーと同等,もしくはそれより安くチャーターで出来る。というか,これが無いと,この先どこにも行けない。
 
水上の集落
1,300年以上に及ぶ歴史を持つこの水上集落,この一帯に4万人(全人口の1/10)ほどが水上で生活をしている。東洋のベニスとも称されている。人々はこの水上で全く近代的は生活を営んでいる。水道,電気はもちろんのこと,医療機関,学校等公共機関全て水上にある。この地を捨てて,陸上に住む人もいるが,なお,新築の水上住宅も建てられている。この水上集落の形成には諸説あるが,陸に住むより水上で住んだ方が何かと便利であるということに尽きる。生活には船は必需品。車は必要ない。
 
水上警察署
水上集落にある警察署。当然,パトカーは無く,かわりにパトロール船がある。写真は示さないが,水上消防署もあった。
水上ガソリンスタンド
水上タクシー専用のガソリンスタンド。ガソリンはマレーシアより少々安く,日本の半額以下というイメージであった。
 
マングローブ
水上住宅からブルネイ川をさかのぼると,マングローブの林がお目見えする。幸運であれば,鼻の長いサル(テング猿)を見ることが出来る。というが,残念ながらこの日は遠くに見えたのみで,写真撮影可能な距離には来てくれなかった。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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