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海外写真集・旅行記OVERSEAS TRIP





海外写真集欧州 > ドイツ

ドイツ (Federal Republic of Germany)

 
 私が地理・歴史を学んだ頃はドイツといえば西ドイツ。東ドイツは壁の向こう。その後,東西冷戦の終了とともに,1990年に西ドイツが当時の東ドイツを編入し現在のドイツとなった。ドイツの政治の中心は首都ベルリンであるも,商業の中心及び交通の要所は,フランクフルトである。
 このページでは,フランクフルトとケルンの街を紹介します。両市街には歴史を有する建物と,近代的な建物とが向かい合って存在する等,新旧が混在して存在しています。その中でも,このサイトでは古い建造物を紹介していきます。


 (2003年作成,2013年5月写真追加,2017年10月大幅改定)

フランクフルトの風景 (Frankfurt am Main)

欧州中央銀行本部
ユーロのビッグモニュメントと(通称)ユーロタワー。通貨ユーロの本部はここフランクフルトにある。古い話になるが2002年1月1日,ユーロの流通が始まった。ドイツマルクが懐かしい。
市内風景
古い建物だが,現在は銀行が入っている。古い建物とトラムが走る道。欧州の街を映す典型的なアングル。晴れの日は湿度が極端に低いため空が青く澄み渡るのも欧州の特徴。
 
マイン川
街の中心をマイン川が流れ,この川はフランクフルトの下流で大河ライン川に合流する。
フランクフルトの散策場所はこのマイン川沿い(特に北側)に集中する。
鉄の橋(Eiserner Steg)
マイン川に架かる鉄の橋(Eiserner Steg)。歩行者専用橋である(自転車でも無理やり渡ることが可能)。最初の建造は19世紀。その後の大戦で破壊され再建された。
 
鉄の橋から新市街を臨む
鉄の橋からの市街風景は美しい。フランクフルトはドイツの経済の中心都市でありながら,人口は100万人にも満たず,ドイツ5位。こじんまりしている。
鉄の橋から旧市街をみる
尖塔の高さ95メートルの大聖堂はどの方向から見ても美しい。逆に近づくと,建造物が隣接しているので写真映えがしない。
 
大聖堂
フランクフルトの大聖堂の正式目はバルトロメウス大聖堂。建造は13世紀に遡る。その後の改修等でゴシック様式になったようである。
大聖堂の内部
興味本位のみの大勢の観光客を尻目に,正装した信者が次々と訪れる光景は滑稽である。宗教というものは不思議なものである。
 
旧オペラ座
パリのオペラ座を真似て建造したとされる。後期ルネサンス様式の劇場。第二次大戦で粉々になり,その後,同じ場所に復元。ただ,内部は多目的ホールとなった故,旧オペラ座と呼ばれる。
旧オペラ座広場
旧オペラ座前の広場の様子。市民の憩いの場となっている。時に,この広場で市民のためのイベントやアトラクションも開催される。
 
レーマー広場
フランクフルトに来たら,皆が写真を取りに来る有名な広場。とんがり屋根は,戦火を逃れたニコライ教会(1290年建造)。きれいな広場である。
レーマー広場Ⅱ
女神の噴水と旧市庁舎を臨む。レーマーとはドイツ語でローマのことでローマとの貿易のために旧市庁舎の前身は建造され,その周りに広場が出来,街が出来た。
 
パウロ教会(St. Paul's Church)
レーマ広場近くにあるプロテスタント教会。1848年,フランスで起こった2月革命,その後のウィーン及びベルリンでの3月革命。憲法制定ドイツ国民議会が開かれたことで有名。
フランクフル歌劇場(Oper Frankfult)
フランクフルトの新オペラ座。旧オペラ座が第二次大戦で破壊されたため,1951年,この地に新歌劇場が建造された。その後,1987年火災により焼失,更に再建造され現在に至っている。
 
フランクフルト中央駅
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日の乗降客数で欧州一を誇るフランクフルト中央駅。中央駅をHauptbahnhof(ハウプトバーンホーフ)と言うと勘違いが起きない。正面は重厚な造りとなっている。この駅には,地上・地下を含め30以上の線がある。
フランクフルト駅の地上プラットホーム
ドイツ国内や国際列車への列車が発着する地上プラットホーム。24番線まである。全体がドームで覆われ,雨の日や冬の寒さも気にならない。空港へもこの駅から3駅,15分と近い。
 
市内を走るトラム
トラムは日本で言えばチンチン電車。でも,欧州のトラムは車両のデザインが洗練されている。
雨の石畳
私の好きなワンショット。欧州車の足回りがしっかりしているのはこの石畳に起因すると言われている。

ケルンの風景 (Köln)

ホーエンツォレルン橋と大聖堂
フランクフルトから高速鉄道(ICE)で1時間強でケルンに到着。鉄橋とその奥に大聖堂が見える風景は,ここケルンを代表するもの。鉄橋は
第二次大戦で破壊され,その後再建された。
ホーエンツォレルン橋の南京錠
ここに来て,南京錠をセットして帰るカップルが続出。その重さは2トン以上に及ぶという。景観を損ねる等の理由で撤去することも検討されたが,今では南京錠あっての鉄橋と言うことで落ち着いている。
 
ケルン大聖堂(Koelner Dom)
正式名称は、ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂(Dom St. Peter und Maria)。ゴシック様式の建造物としては世界最大を誇る。尖塔の高さは157メートル。第二次世界大戦で一部が壊れたが,その後の復旧,修復で原型を保っている。地震が無いから成しえる建築である(と言ったら身もフタも無いな)。
 
大聖堂の内部
高い天井。流れるパイプオルガンの音。ここは訪れる価値のある場所でした。
ステンドグラス
バイエルン窓と呼ばれるもの。このステンドグラスを見るだけでも価値があるとされている。
 
アイスバイン(Eisbein)
豚のすね肉の塩漬けを煮込んだドイツ家庭料理。ザワークラフトが豚の脂っこさを口の中で中和する。おいしいものが希少なドイツで,豚肉料理は安定のおいしさを誇る。手前は付け合わせのパン。
ケルッシュビール(Koelsch)
シャンパン地方のスパークリングをシャンパンと呼ぶことができるように,ケルンで醸造されたビールをケルッシュと呼ぶことができる。この地方のビールの完成度は相当高い。
 最後までご覧いただきありがとうございました。日本とドイツは,日独伊三国軍事同盟の名のもとに枢軸国を結成した仲。お互いに頑張りたいね。

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