今般,ヤンゴンに行く機会があったので,経済成長が目覚ましいヤンゴンの街を紹介します。 長く続く軍事政権のもと,海に近く侵略され易いヤンゴンから,奥地で到達しくいネピドー(Naypyidaw)に無理やり遷都。しかしながら,各国の大使館等や他国の事業の出先機関等にあっては,経済の中枢であるヤンゴンにそのまま残されている。個人的にはどこがこの国の敵国(仮想敵国)なのかがいささか不明である。 他方,ミャンマーの人々は勤勉で真面目。教育は充実し,識字率は高い。かくして東南アジア最後のフロンティアとされている。政府は徐々に経済開放政策に舵を切っており,今後の(急)成長が見込まれる。 (2020年3月記) |
シュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda) ここはヤンゴン観光のハイライト。まさに圧巻の寺院。シュエダゴン・パゴダはヤンゴンの高台に建造されており,ヤンゴンで一番高い建造物である。というより,このパゴダより高い建造物が禁止されている。広大な境内に多くの信者が訪れ,ところ狭しとひしめき,佇みそして祈りをささげている。シェダゴンのシェは金を意味し,仏塔をはじめ多くの建造物の屋根には金箔でなく金が使用されている。そしてメインの仏塔の先端近くはダイアモンドで作られている。 |
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セントメアリー大聖堂(Saint Mary’s Cathedral) 赤レンガのゴシック様式を取り入れた建物。ステンドグラスの窓が美しい。お寺の観光に飽きたらぜひここに。イギリス植民地であった足跡。しかし,ミャンマー人の本心はイギリス人が大嫌い。大戦時にイギリスを追い払った日本に感謝している。イギリス発音方式の街の名前を変え,交通もイギリス方式(日本と同じ)から右側通行(アメリカと同じ)に変更して久しい。 |
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イエレーパゴダ(Ye Lai Pagoda) ヤンゴンから南へ1時間ほど,チャウタン(kyauktan)にあるのがこの水上寺院。川の中州に建造されている。訪問するには,川岸からボート(外国人専用)をチャーターしていく必要がある。SNS映えするこのスポット。多くのスポット同じく,離れて見ると美しく,現地に行くと写真は映えない。これは邪な気持ちで,しっかり拝み,お願いをして帰ろう。 |
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マハバンドゥーラ公園(Maha Bandula Park) スーレー・パゴダに隣接する公園。市民憩いの場所。公園の中心には,英国から独立した1948年に建てられた独立記念塔(Independent Monument)がある。 |
ヤンゴン市庁舎(Yangon City Hall) 1903年に建造。建物は西欧様式であるが,随所にミャンマー様式のエッセンスが入っており折衷建築である。 |
スーレー・パゴダ(Sule Pagoda) ダウンタウンの中心に立地する仏塔。この寺院を囲むように,道路がロータリーになっている。生まれた曜日ごとにお参りする場所が異なるため,ここに行く前に自分が何曜日に生まれたかを知っておこう! |
カラウェイパレス(Karawik Palace) 市内中心のカンドーヂ湖上に浮かぶ巨大な水上レストラン。ミャンマーの郷土料理をブッフェスタイルで民族舞踊ショーとともに提供する。行く際は予約があったほうが良い。 |
ミャンマーのビール ミャンマーのビールにはいくつかのブランドがあるらしいが,王道はこのブランド。その名もミャンマー。国名がビールのブランド名。熱帯地帯のビールらしく味はサッパリしている。 |
エビの刺身 ミャンマーでも日本人は刺身を食べる。そうではなく,これは通常のメニュー。ブラックタイガー(生)に刻み青唐辛子が載っている。この国には醤油が無い。写真は希少な魚醤の一種を特別につけてもらった次第。 |