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海外写真集・旅行記OVERSEAS TRIP





海外写真集 アセアン諸国 > シンガポール

シンガポールとその周辺 (Singapore and Neighbor Countries)


 シンガポールは面積が淡路島程度の小さな国。赤道ほぼ直下で,気候は熱帯モンスーン気候。1965年に独立。アジア有数の所得の高さを誇る国。マレー語で「シン」はライオン,「プラ」は都市を意味し,マレー語はSingapura(シンガプーラ)なのに英名はなぜかSingapore(シンガポール)。当時植民地化していたイギリス人が発音しやすいように適当に名前を付けたのだろう。ということで,シンガポーリアンの英語は,Elevator→Lift,Theater→Theatre等のようにイギリス式で違和感がある上に,しかも独特のなまりがあり,とても聞き取りが難しい。シンガポーリアンはこのなまりの英語を「シングリッシュ」と言っており,合法化した上で開き直っている。
 1986年12月に初訪問,以降不定期に十数回訪問。このページでは,シンガポールから日帰りで観光可能なマレーシア(ジョホールバル)とインドネシア(ビンタン島)をあわせて紹介します。


(2004年記)
(2019年追記)

シンガポール(Singapore

シンガポール
シンガポールの人口は約400万人あまり。その他,旅行者を除く在留外国人が150万人住んでいる。シンガポールは中国系の人がが約4/5,その他マレー系,インド系等の人々で成り立つ多民族国家。英語が公用語であるが,小学校ではそれぞれの母国語を第2外国語として勉強する。
マーライオン
上半身がライオン,下半身が魚の伝説上の動物。シンガポール名物。これを見ないとシンガポールに来た甲斐がないが,これを見たからと言ってどうってことない。以前の設置場所は,バイパス道路の関係で,見晴らしが悪くなったのでこの場所に2002年に引越し。
 
マリーナベイ・サンズ
マリーナ・ベイに面した埋立地に2011年に開業した総合リゾートホテル。立地条件とその奇抜なデザインから,名実ともにシンガポールの1番の観光スポットになったと言えよう。実にシンガポールは仕掛けが上手い。この奇抜なデザインの建物の建設は日本のゼネコンは撤退,請け負ったゼネコンは韓国の双竜(サンヨン)建設。巷ではいつ事故が起きても不思議ではないとの情報もある。
 
水陸両用車のダックツアー
軍からの払い下げの車両。見たとおりの水陸両用車。最初,タイヤが駆動し陸路シンガポールの町並みを観光する,続いてそのまま海にスプラッシュ。スクリューが動き,海上から観光する。ツアーの所要1時間。
 
海から眺めるシンガポールのビル群
シンガポールのマリーナ地区には高層ビルが所狭しと立ち並び,発展した後も,とどまることなく更なる発展をしている。ダックツアーの洋上から撮影。
 
 
エスプラネード・シアターズ・オンザ・ベイ
コンサートホールやシアター等がある総合施設。通称,その形からドリアンと呼ばれている。このように建物はユニークで美しい。もちろん道路・歩道もきれいに保たれている。ちなみにタバコや紙くず,チューインガムを路上に捨てると罰金。
マリーナベイ・サンズと科学館
昼間のマリーナベイ・サンズと手前の蓮の花の形をした建物は2011年にオープンしたアートサイエンス・ミュージアム。子供の好奇心をくすぐる展示物が常設されている。情報では大人は外観を楽しむのみで中身は楽しめないとのこと。
 
セントーサ島へ
セントーサ島は軍の基地であったが,今は島全体が公園となっている。橋でつながっているが,マウントフェーバーから出発するケーブルカーがお勧め。透明のゴンドラ(2019年現在はもう無くなっている)に乗れば,スリル満点で,海を渡って行く。
セントーサの開発
過去には水族館やレジャー施設があったが,その後,2010年にシンガポール発のカジノ,ユニバーサルスタジオ,2016年にはキッザニア・シンガポール等次々と開発が進んでいる。
 
   
ケーブルカー
スリル満点のケーブルカー。この海峡を越えるとセントーサ島に到着する。写真中央左奥にマーライオンの建造物が見える。
セントーサ島のマーライオン
エレベーターで展望台まで登ることができる。マーライオンの口の部分からシンガポールが一望できる。
 
   
シロソビーチ
ケーブルカーを乗り継いで終点のビーチ。セントーサの南西にあるビーチ。ここまで来ると人も少なくなる。言わずと知れた客砂によって造られた人工のビーチ。
セントーサ島のカジノ
覗いてみたい気がするも,短期滞在のため,次のスポットに移動。恐らく,この島に宿泊しない限り,カジノをすることは無いであろう。
 
会員制リゾートのシンガポールヨットクラブ
シンガポール大学の近くのマリーナエリアに位置する。元は英国のものだったらしい。独立後シンガポールのものになったという。左上の写真はエントランス及びレセプション。右上は客室から望むサンセット風景。左下は中庭とプール。右下は隣接のヨットハーバーの様子。
 
シンガポールはフルーツの宝庫
シンガポールは,ほぼ赤道直下のため,南隣のインドネシア(南半球)及び北隣のマレーシア(北半球)双方から果物が集まる。左はヤシの実(アメリカンクラブのプールサイドにて撮影)。右は売られている果物勢ぞろい。上からドリアン,バナナ(右),ロンガン(左),パパイヤ,ドラゴンフルーツ(右),マンゴー(最右),そしてマンゴスチン。ニュートンサーカスにて撮影。この中でおすすめはロンガン(龍眼)。小さいけど異常に甘く,なんとも言えぬ美味。

マレーシアのジョホールバル(Johor Bahru)へ


 シンガポールとマレーシアのジョホールバールの間のジョホール水道には2本の橋がかかっており,バスや車,鉄道及び徒歩等で行き来ができる。シンガポールは物価や税金が高いので,マレーシアに食事や買物に訪れるシンガポーリアンも多い。また,車でマレーシアに来たら,必ずマレーシアで給油し,満タンでシンガポールに帰るので,国境のガソリンスタンドはシンガポールナンバーの車であふれている。
 2003年1月と2004年9月に訪問。
  
シンガポール出国
シンガポールからマレーシアに向け出国。ここはシンガポール側の出国ホール。バスと徒歩でやってきた人はここで出国のスタンプをもらう。ちなみに車はドライブスルーで車に乗ったまま出入国審査が出来る。
徒歩での国境越えに挑戦
シンガポール出国のスタンプをもらうとジョホールバール行きのバスに人がどんどん乗り込んでいく。この度,歩いての国境越えにこだわり,バスに乗らずにジョホール方面へ。どんどん歩きます。
 
国境の橋
ジョホール水道に架かる1050メートルのコーズウエイは車と列車及び水道(シンガポールはマレーシアから水を買っている)が通っています。歩道は申し訳程度で,歩いている人は我々一行の他は誰もいませんでした。ジョホールの街が見えてきました。
マレーシアに到着
更に進むとマレーシア側の建造物です。屋根に注目するとイスラム教のモスクをイメージしたものです。マレーシアはイスラム社会です。写真では小さくて見難いですが,「Welcom to Malaysia」と書いてあります。
 
鉄道でもマレーシアに行けます
マレー鉄道でもシンガポールとマレーシアを行き来できます。写真は先頭の気動車です。なんとも哀愁のある顔をしています。この路線はシンガポールとバンコク間を結ぶオリエントエクスプレスも走ります。ちなみに軌道は狭軌です。
マレー鉄道の車内風景
シートは清潔でした。シンガポールとジョホールバール間を走る時間は約30分ですが,出入国や税関審査等の為,乗客はいったん列車から降り,また,車内点検も行いますので1時間程度かかります。
 
ジョホール州の州庁舎
ジョホール州の州庁舎(Bangunan Sultan Ibrahim)。小高い丘の上にあります。多くの見所はジョホールバール駅からの徒歩圏内です。
ベサール宮殿
ベサール宮殿(Istana Besar)。1866年ジョホールバールの初代王が建設。宮殿として使用されたが,現在は博物館として一般公開されている。

インドネシアのビンタン島(Bintan)へ


 インドネシア領ビンタン島はシンガポールから約50キロメートル離れたところに位置し,高速艇でわずか45分の距離(ただし,このフェリー尋常じゃなく揺れます)。開発が進んだシンガポールにはビーチリゾートがほとんど無いため,ここビンタンに自然を求めてやってくる人が多い。この島の人たちも,他のインドネシアの島の人々と同じく,人なつっこく,親切である。
 2003年1月訪問。
 
リゾートホテルにて
ニルワナリゾートホテル(Nirwana Resort Hotel)の部屋からの眺め。広い庭の向こうにプールがあり,その向こうはビーチという美しく,お決まりのローケーション。
 
シンガポールには無いビーチ
ホテル前のビーチ。プライベートビーチではないが,ホテルの客以外いない。なぜならこの周辺には人家が無い,ホテルも数件あるのみ。現在開発が進行中で数年するとにぎやかになると思われる。
 
 
 
朝の静かなビーチ
同じくビーチの風景。昼はにぎやかなビーチも,朝早く行くと誰もいない。ビンタンは何もすることのない,静かなリゾートでした。ちなみにショッピングが出来る街まで車で片道45分(シンガポールまでの所要と同じ)かかると言われ断念。
この島での過ごし方
数少ないアトラクションのうちのマングローブディスカバリーツアに時間つぶしのために参加。ビンタン島にはこのように美しいマングローブのジャングルが存在するが,伐採が進んだ過去もあったらしい。今は保護されている。
 
マングローブツアー
どんどんのぼると川幅は狭くなる。満ち潮時ゆえこの辺までのぼることができるのであって,引き潮のときは干上がった状態になるらしい。
ヘビ発見
マングローブスネークを発見しました。この蛇の真下をボートが通るものですから,バサっと落ちてこないか少々ビビりました。この他,2種類のサル,多くの鳥類たちと出会いました。

バス