サンフランシスコからサクラメントを越え,さらに東に走ると,シェラネバダ山脈にあたる。この山脈がカリフォルニアとネバダの州を隔てている。ここにドナー峠(Donner Pass)がある。この峠が曲者で,晩秋から夏前にかけて着雪し,規制がかかること頻繁。なぜなら,この峠の標高は,2,000メートル超。その昔によく攻略したものである。この峠の開拓には,開拓者のドナー家とつながる長いストーリーがあるようだ。 |
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カリフォルニア州側からシェラネバダ山脈を臨む 美しきシェラネバダ東稜。フリーウェイはサクラメントを越え,どんどん標高をどんどん上げていく。このように真夏以外は,シェラネバダ山脈は雪を蓄えている。この先,雪がないことを祈る。 |
ドナー峠間近 峠が近づくと,雪が一面に広がる。急な雪でない限り,フリーウェイは除雪されているが,1度だけ降雪,着雪状態でこの峠を越えた経験がある。アメリカ人はFR車で,着雪した道をそのまま走り抜けていた。凍ってなければ案外平気かも。 |
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峠にて どか雪が降った後。道路は乾いているも,除雪が出来ていない場所は,50cmは積もっている。意外とパウダースノー。気温はもちろん氷点下。 |
雪だるま作成 記念に雪だるま(Snowman)を作成。手を抜くと,まん丸にならないものね。作成した雪だるまを残して,ネバダに向け出発! |
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ドナーレイク 峠を越え標高1,800メートル付近までおりると,眼下に湖が飛び込んでくる。これがかの有名なドナーレイク。19世紀にこの峠を開拓するために入植したが,大雪に見舞われ,ここで越冬,多くの死者を出した。そんな悲劇を忘れさせる雄大なたたずまいだ。 |
さらに標高を下げる さらに標高を下げると雪は見えなくなる。この道は,大きなトラックが頻繁に行き来する大動脈。カリフォルニアからシェラネバダ山脈を抜け,ソルトレイク(ユタ州),更にロッキー山脈を越えて東に通じている。 |
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振り返るとシェラネバダ西稜 最初の街,リノに入る。振り返ると,越えてきたシェラネバダ山脈が雪に覆われた姿で見える。 |
リノ(RENO) 砂漠のオアシス,リノに到着。今夜はここで宿泊します。よし,一獲千金だ! |