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海外写真集・旅行記OVERSEAS TRIP





海外写真集欧州 > イタリア

イタリア (Italy)

 
 イタリアはおしゃれの国。老若男女問わず多くの人がファッションにこだわっている。私が感じたファッションへのこだわりのひとつの切り口として,季節の先取りである。寒くなりかけた頃に真冬の格好をし,暑くなりかけた頃に真夏の格好をすること。見ていて違和感があるが。これが人目を引き,自分をアピールしているのが良く分かる。さっそうと歩くことも重要。
 さて,イタリアはスペインと並び,欧州でありながら食事がおいしいので,食事に特段の注力をすることなく旅を楽しめるのも良い。特に,男性がアイスクリームを食べながら街歩きしても違和感がないので,アイスクリーム好きの私は,ついつい機会があるごとに買い食いしてしまう。
 

(2007年記)

ミラノ(Milano

ゥオーモ(ミラノ大聖堂)
ドゥオーモ広場にあるイタリア最大のゴシック建築。14世紀に着工し,500年の歳月を費やし完成した。無数の尖塔が空に向かって突き出ており,ここに来た人はこの美しさに圧倒される。
ガレリアの入り口
ミラノ大聖堂の向かって左側に建つ,ガレリア(正式には,ミラノ・ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世)の入り口。建築家ジョゼッペ・ メンゴニが12年の歳月をかけて1878年に完成させた。
 
ガレリア(アーケード内)
ファッションの街ミラノを象徴するアーケード。プラダの1号店をはじめ,高級ブランド品の直営店が並ぶところ。なぜかここにくると,日本語と中国語が多く聞こえてきます。気のせいでしょうか?
ミラノ名物「幸運の雄牛」
ガレリア内を進むと,路面にタイルで作られた雄牛が現れます(写真にポインタを合わせると拡大可)。この雄牛のある部分に靴のかかとをつけてグルッとまわると幸福が訪れるといわれ,多くの人がグルグル回るため,その場所に穴があいています。
 
スカラ座
ガレリアを抜けると広場にあたり,そこにスカラ座があります。スカラ座は言わずと知れた世界最高かつ最も有名なの演劇場。
 
サンタ・マリア・デル・グッラツィエ教会
この教会内の修道院にある食堂の壁にレオナルド・ダ・ビンチ作の「最後の晩餐」があることで有名。
 
ミラノ中央駅
ミラノ中央駅の駅舎は,ムッソリーニの命により豪華につくられたもの。大理石で立てられている。ここから,東に向かうとヴェネツィア方面,南に向かうとローマやジェノバ方面,西ならトリノ方面等多くの列車が発着する。
ミラノ中央駅のプラットホーム
列車の発着は2階から。写真上部に出発の案内板があるが,このレトロさがなんとも言えない雰囲気をかもし出している。24番線まであり,頻繁に列車の発着がある。ただ,さすがイタリア。列車の運行は定刻ではなく,遅れは当たり前。

ヴェネツィアVenezia

カナル・グランデ(大運河)
世界遺産ヴェネツィアの目抜き通りカナル・グランデ(大運河)。ヴェネツィアには「水の都」とよばれ,車が走る道路が皆無。移動は船と徒歩のみとなる。中世に栄華を誇ったヴェネツィア共和国当時のまま街が保存されている。スカルツィ橋から撮影。
カナル・グランデ(大運河)U
カナル・グランデと分岐する小運河。写真左はサン・ジェレミア教会。大運河は大小の船が行きかい,また,対岸への渡しもあるため,大変混雑している。船には,水上バス,タクシー,ホテルの送迎船,自家用船から昔ながらのゴンドラまである。
 
ホテルの正面玄関
水路を進むと,開けた部分に出る。写真中央の建物はホテル(Cavalletto and Doge Orseolo Hotel)である。ホテルに入るためにも船を使わなければならない。
小運河とゴンドラ
ヴェネツィア観光名物に欠かせないゴンドラ。こぎ手をゴンドリエという。橋に頭をぶつけそうになりながらゴンドラを操る。ゴンドラの色はヴェネツィア共和国の時代から黒と決められている。
 
サン・マルコ聖堂
サン・マルコ広場に面して建つ。近年の地球温暖化の影響で海水面が上昇し,この広場が大潮の満潮時に海水が流れ込む様が報道され,海面上昇の危機をあおる広告塔となっているが,多くの観光客が訪れすぎて,この広場が沈んだ結果であるという説が科学に立脚していると思われる。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島
写真はその島の大半を占めるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会。サン・マルコ広場の対岸にある。行ってみると,サン・マルコの人ごみとは対照的に,ひっそりしている。この島から,ヴェネツィアを眺めると最高。
 
細い水路に架かる「ため息橋」
宮殿内の尋問室と監獄を結ぶ大理石で出来た橋。その昔,収監された囚人がこの橋を渡って,投獄された。その前にヴェネツィアの景色を見て一息をつく場所であったとされる。確かに,橋には囲いが施され,小窓があいているのみ。
玄関
一般家屋?の玄関。この桟橋?に自家用船を横付けし,家にアクセスする。ヴェネツィアならではの光景。車が発達した今,船のみを利用する生活を不便に思わないのかが不思議である。

ヴェローナ(Verona

市内風景
交通の要所として栄えたヴェローナは,中世ヨーロッパの街並み加え古代ローマ時代の建造物が残り,美しい調和のとれた街並みが特徴である。
エルベ広場
エルベとは野菜のことで,もともと野菜を売る市場が集まったが,現在はいろいろなものが並ぶ市場となっている。街並みが美しいワンショット。
 
アレーナ
野外闘技場跡地。古代ローマ時代の建造物である。ローマのコロッセオに次ぐ大きさを誇り,現在も屋外オペラ公演等に用いられている。
 
アレーナの最外壁アーチ
建造当時には,写真中央の外壁アーチがこのアレーナを一周していたと考えられている。12世紀におこった大地震により,そのほとんどが崩壊し,現在その一部を残すのみとなっている。 
 
ェローナの小道
石畳に中世ヨーロッパの建物。欧州のどの都市にもある風景であるが,この道で食べたアイスクリームがおいしかったことを思い出して,この写真を掲載した次第である。
ジュリエットの家
シェークスピアのロミオとジュリエットの舞台となったバルコニー。このバルコニーに観光客のおばさん登り,手を振っていた。ぶち壊しである。

バス