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海外写真集ロシア > モスクワ

モスクワ (Moscow)

 極東ロシア訪問から6年後の2008年,ロシアの首都モスクワに訪問する機会がありました。滞在わずか3日足らずでしたが,モスクワ中心部の重厚なつくりのロシア様式の建造物を中心に写真に収めました。

 モスクワはロシア帝国の前身の時代から首都であり,1712年から1918年までの約200年間サンクトペテルブルグ(レニングラード)に首都の座を譲ったが,その後のソビエト時代から現在に至るまで再びロシアの政治,経済,文化の中心都市である。冷戦時代は,米国のワシントンと共に世界の首都とも言われた世界屈指の大都市である。

 モスクワといえば,個人的に1980年に開催された夏季オリンピックを思い出す。一部の西側諸国のボイコットの中で開催された後,閉会式でマスコットのクマのミーシャが涙を流すシーンが脳裏に焼き付いている。この国の演出のうまさをモスクワ訪問で改めて体感した。


(2008年記)

ドモジェドボ空港に到着
モスクワ郊外のドモジェドボ空港に,紅葉のシーズン真っ只中に到着しました。飛行機から一面に広がる白樺の紅葉が見えました。この国には十分な土地があるようです。
モスクワ郊外の小路
雑木林を切り開いて道を作ったのか,道沿いに植林をしたのか。落葉樹の北の限界に挑戦と言ったところでしょうか。地球温暖の影響で落葉樹の北限も上がっているそうです。 
 
モスクワ川とクレムリン
古代の都市には必ず川があるのもであります。ここモスクワもモスクワ川が街の中央を流れ,物資の輸送に貢献していました。モスクワ川は南に流れたこの先,オカ川と合流し,カスピ海にそそぎます。
クレムリン
中央にクレムリン大宮殿を望む。ロシア語でクレムリンは「要塞」を意味し,ここモスクワにあるクレムリンは旧ロシア帝国の宮殿です。ソ連時代には共産党の中枢がおかれ,現在もロシア大統領府がここにおかれています。
 
クレムリンの旧武器庫
クレムリンを守るための武器弾薬を保管した建物。16世紀に建造。現在は,宝物殿として使用され,歴代皇帝の金銀財宝等が保管されています。
クレムリンと国際歴史博物館
国際歴史博物館(左)とクレムリン(右)の間から,赤の広場方向を望む。国際歴史博物館の向こう側が赤の広場。更に奥に聖ワシリイ大聖堂がある。写真奥にたまねぎ頭が見える。
 
赤の広場
赤の広場から聖ワシリイ大聖堂(奥)を望む。右側はスパスカヤ塔。ソ連時代は軍のパレードがここで開かれていました。冷戦時に当時の西ドイツのセスナ機がこの広場に着陸したエピソードがあります(本当にここに着陸したかは不明)。
赤スパスカヤ塔
クレムリンには20もの塔(城門)がありますが,その中で最も重要な塔がこのスパスカヤ塔であります。すなわち,ここがクレムリンの正面玄関であります。時計はモスクワ時刻を正確に刻んでいます。
 
聖ワシリイ大聖堂(昼)
大聖堂の昼間の風景。ロシア正教会の建造物。16世紀に完成。ロシアで最も美しい建造物と言われています。何度も何度も写真で見ていますが,現物は更に美しく,圧倒されました。
聖ワシリイ大聖堂(夜)
大聖堂の夜景。モスクワから衛星中継が入ると,背景はこのワシリイ大聖堂が定番。時差があるので,こういった夜の風景となる。そのためか,夜景のほうが私にはしっくりきます。
 
グム百貨店(昼)
昼間の様子。グム百貨店は,クレムリンの反対側の赤の広場に隣接して建つ歴史的建造物。ロシア最大の国立百貨店。 
グム百貨店(夜)
夜のグム百貨店。ライトアップされて美しい。中は,西側の商品が多いようです。
 
エアポート快速列車
可能な限り各国の列車の写真を載せます。この列車は,モスクワ市内とドモジェドボ空港を結ぶ列車。型は古いが,空港アクセスはこれが一番。早い,安い。
ウラジミール・プーチン
偶然にもプーチンが仕事をしていました。といっても,そっくりさんのダマシ商法。一緒に写真を撮影して,数百ドル取っている。モスクワでこの人を見たら,写真を撮る前に値段交渉を。

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