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海外写真集・旅行記OVERSEAS TRIP





海外写真集米国 > ヨセミテ

ヨセミテ国立公園 (YosemiteNational Park)


ヨセミテ渓谷(YOSEMITE Valley)

 
 サンフランシスコから東へ車で約4時間走るとヨセミテ国立公園に到着する。氷河がつくったとされる美しい渓谷や雪解け水を集めた滝がいくつも続き大変美しい。中でもハーフドームとヨセミテ滝は圧巻。ヨセミテには何度となく訪問したが,毎回ここの自然に圧倒される。カリフォルニアに行ったらここは外せない。
  
ヨセミテ国立公園
公園の入口の看板。ここから国立公園となり,入場料を支払い入場する。入場料は車1台$30(2015年)と少々高価である。ちなみに,YOSEMITE(ヨセミテ)は英語ではない。これは先住民であるアメリカンインディアンの言葉であります。発音する時は「セ」にアクセントと付ける。 
ハーフドーム
ヨセミテのシンボルとされるハーフドーム(写真中央奥)。丸いドームの半分がナイフで切り落とされた形をしているのでそう呼ばれている。ちなみにこのハーフドームの標高は海抜8,836フィート(約3,000メートル)で,真夏以外は雪に覆われている。 
 
 
トンネルヴュー(Tunnel View)
トンネルヴューはヨセミテ観光のハイライト。西から公園を入ると,ヨセミテ渓谷に真っすぐ進まず,グレーシャーポイント方面へ進む。マーセド川を渡り,しばらく坂を上るとこのポイントに行き着く。氷河が岩を削り取ってできたヨセミテ渓谷を谷底の高さから臨むことができる。手前にセコイヤツリーの樹海,写真左の大きな一枚岩が,エル・キャピタン,奥にハーフドーム,右側にブライダルベール滝を一望できる。
 
ヨセミテ滝
この滝もヨセミテのもうひとつのシンボルであり,わたくしがヨセミテで一番好きな風景。雪解け水を集めて雄大に一気に流れ落ちる様はまさに圧巻。見えている部分が,Upper Falls (上段の滝)で,更にこの下にCascade(小滝)と Lower Falls (下段の滝)があり,合計落差は739メートルと世界最大級。
ヨセミテ渓谷とマーセド川
マーセド川(Merced River)の両側に切り立った,Sentinel Rock (右)及びEagle Peak (左)を望む。この辺一体は,昔は厚さ1,000メートル級の分厚い氷河に覆われていた。2万年前の温度上昇によりこの氷河が溶けて移動する際に山が削られ,このような美しい地形が形成されたらしい。
 
雨上がりのヨセミテ
前日降った雨が朝の強い光を受けて,水蒸気となって立ち登っている様子。この日は快晴だったが,夜半まで雨が降り続いていた。もう少し幻想的でしたが,写真では表現しきれない部分があることをご了承ください。
早春のヨセミテ(ヨセミテ滝を臨む)
写真奥にヨセミテ滝を望む。4月下旬だが,手前の木製フェンスには霜が降りている。この辺の標高は約4,000フィート(約1,300メートル)なので,気温が下界より約10度低い。針葉樹セコイヤツリーの樹海も大変美しい。
 
 
ヨセミテ滝三連発
写真左:ヨセミテ滝は落差 1,430フィート(約435メートル)の Upper Falls (上段の滝)と落差320フィ−ト(約98メートル)の Lower Falls (下段の滝)及びその間の落差675フィート(約210メートル)の Cascades 3段からなり,落差の合計2,425フィート(約740メートル)は世界第3位
写真中央:落差 1,430フィート(約435メートル)の Upper Falls (上段の滝)
写真右:落差320フィ−ト(約98メートル)の Lower Falls (下段の滝)
 
エル・キャピタン
こう見えて,1,000メートルの高さの一枚岩。花崗岩でできた一枚岩としては世界最大のものという(発見されたものの中でと断るのが正しいと思う)。ヨセミテ渓谷のシンボルのうちの一つ。
 
ミラーレイク(Mirror Lake
ヨセミテ渓谷の奥にある湖。ハーフドームのちょうど真下に位置する。その昔,この湖で出来た天然氷を切り出し,ここで夏まで保管,街に出荷したらしい。保管小屋の名残も見ることができる。
 
マーセド川(Merced River)
ヨセミテ渓谷の底を流れるマーセド川。いくつもの支流を集めて最終的に太平洋に注ぐ。ヨセミテの春は雪解け水が流れ水量を増し,夏以降は水量は少なくなる。清い水,木々の緑,白い岩,青い空のコントラストが美しい。
 
谷底から上空を臨む
谷底のカリービレッジ(Curry Village)からグレーシャーポイント(Glacier Point)を眺む。この絶壁の岩の上までの高低差は975メートル。水平距離はたったの700メートル。平らなら歩いて10分の距離であるが,実際は車で1時間かかる。 
カリービレッジのテント
ヨセミテ渓谷には多くのホテルがあるが,シーズン中は常時満室である。前もって予定を定め予約するか,このテントキャビンなら比較的予約が取りやすい。ただ部屋に電球一つのみ,暖房なし,バス・トイレは外にあるので快適さを求める方は無理かも。
 
 
野生のアライグマ出現
ヨセミテ渓谷内で宿泊すると,夜になると夜行性動物があらわれる。これは「あらいぐま」。見た目より,というより見た目とおり凶暴。食べ物を与えてはいけない。あらいぐまを含め多くの野生動物が生息している。ヨセミテで車を離れる時は車内に食べ物を残したままにしてはいけない。クマに食べ物の匂いを悟られると,車を壊して進入することがある。オオカミ目撃情報も多発。そうね,ここは人が住む所ではない。

グレーシャーポイントGlacier Point

 
 ヨセミテ渓谷を高い位置から一望できるところがこのグレーシャーポイント。ヨセミテに短く行くのであれば,谷底よりここを訪問することをお勧めする。行ったことがある人しか表現できない絶景が広がる。ここは渓谷の底から更に1,000メートルほど標高が高いので,夏季以外は近寄ることができない。そう,ここに行くのは,6月から10月までの5か月弱しかチャンスがない。
 
グレーシャーポイントの手前の表示
日本の山道ほど狭い道ではないが,グレーシャーポイントへの道はそれほど広くない。しかるに,トレーラーや車長の長い車は通行禁止となっている。
 
グレーシャーポイントの案内図
グレーシャーポイント観光は,駐車場に車を止めて徒歩での散策となる。せっかくこの地に来たのであるから,ゆっくり観光を楽しんで欲しい。
 
 
グレーシャーポイントからヨセミテ渓谷を臨む
先に紹介したトンネルヴューと同じ方向の撮影だが,高い位置からの鳥瞰的写真。左下に一枚岩のエル・キャピタン,右奥にハーフドーム。谷底がヨセミテ渓谷。
ハーフドームの裏側
ヨセミテ渓谷を流れるマーセド川は,ハーフドームの裏側が上流となる。2つの滝,ネバダ滝(写真中央右)とバーナル滝(写真中央下)がある。
 
せり出した岩
過去は,この先まで行って真下を臨むことができた(自己責任)が,現在は柵で封鎖され,行くことができなくなっている。真下の谷底まで975メートル。東京スカイツリーより高い。
真下のヨセミテ渓谷
先に紹介したカリービレッジからの逆方向の写真。真下がヨセミテ渓谷のカリービレッジ。普通の人は足がすくむ。先にも書いたが,谷底がすぐそこに見える。が,車で1時間かかる。

テナヤ湖(Tenaya Lake)

 
 大半の観光客はヨセミテ渓谷のみでこの公園を後にするが,ヨセミテの観光はヨセミテ渓谷のみではない。ヨセミテ国立公園は小さい都府県ならすっぽり入ってしまうほどの広さがある。
 ということで,ここで美しい湖,テナヤ湖を紹介する。テナヤ湖はヨセミテ渓谷からネバダ方面に抜ける道沿いにある。湖面の標高は2,484mと高く,この付近の道路は,年に6〜7か月は通行止めである。
 
 
テナヤ湖を臨む
ヨセミテ渓谷からネバダ方面に車を走らせると,オルムステッドポイント(Olmsted Point)がある。このポイントで,ハーフドームの北壁を臨み,その後,坂を下るとテナヤ湖が見えてくる。
テナヤ湖の湖面
7色に輝く透き通った水と真っ白な花崗岩の風景に圧倒される。ヨセミテ渓谷と同じく,この湖も氷河により削り取られてできたものだとか・・・。標高が高いため,気温も水温も低い。
 
テナヤ湖での寒中水泳
この湖での遊泳は禁止されていない様で,水遊びをしている人々をまれに見かける。真夏でも,気温も水温も10度そこそこ。この条件でアメリカ人は泳ぐことができる。日本ではまさにこれは寒中水泳ね。
テナヤ湖の環境保護
このような美しい湖を米国人は放っておかない。キャンプ場を作り,人が押し寄せた時代があったらしい。必然的に汚染が進み景観が損なわれかけた。現在はキャンプ場は閉鎖され美しき湖は保護された。

【番外編】モノ湖Mono Lake

 
 モノ湖はベイエリアから車を東に走らせ,ヨセミテ国立公園を抜けたところ,すなわちシェラネバダ山脈を越えたところにある。湖面の標高は1,944メートル。ヨセミテ国立公園内にないため,番外編として紹介する。
 モノ湖の塩分濃度は高いところで9%である。また,pHも高い。盆地の底で,この湖から流れ出す川は一切無い。付近の土壌の塩分を含んだ水が流れ込み,この塩分濃度になっている。この高塩度の湖に生息する生物がいる。その中でも有名なのは,独自に進化した「ハエ」である。そもそも,この土地の言葉で,「モノ」とは「ハエ」を指すらしく,夏場は湖面にハエが密集する。トゥファと呼ばれる石灰華が幻想的でこの湖は有名になった。
 
 
モノ湖の看板
モノ湖の西側からのアプローチ。「TUFA」と書いてあるが,このトゥファとは,石灰華のことである。より大型の石灰華を見るには,湖の南岸に行くと良いらしい。
モノ湖ビジターセンター
先ずはこのビジターセンターに立ち寄るとよい。この湖の塩分濃度やpHの説明,生息する固有の生物等について説明がある。入場無料。
 
モノ湖を一望
この湖が盆地の底にあることが分かる。ここから流れ出す川が無いことも分かる。モノ湖は,ベイエリア(西海岸)から内陸に車で走り,ヨセミテ国立公園(シェラネバダ山脈)を抜けて所要5時間。
モノ湖の生い立ち
火山活動により形成された湖で,アメリカで最も古い湖のひとつで,過去はネバダ州にまで広がる広大な湖であったらしい。死海と同じで,水が干上がることで塩分濃度が更に上昇したのだろう。恐らく。
 
石灰華(Tufa)
塩分が高いため,水中で難溶性の塩類が析出してできたもの。この湖の水をロスアンゼルスの水道として取水していた時期があり,これにより湖面が下がり,水中のものが水上に現れたらしい。
名物のハエ
水際が黒くなっているが,これは全て名物のハエ。近づくと,ブンブンと音を立てて飛び立つ。この湖,遠くから見ると美しいが,近づくとあまりキレイなものではない。
 

バス